No.12 Rush/Exit Stage Left(神話大全)

よくぞ名づけた「神話大全」

まさしく神々が奏でる天上の世界・・・エレクトリックエナジーが炸裂するロックスペクタクル。
Rushのライブはこの後、数多く世に出ているが、これは別次元と思っている。単なる個人的な思い入れゆえであろうか。

このアルバムの凄さと云えば・・・やはり録音の悪さ(各楽器の分離の悪さ)が逆に神懸かりなイメージを生み出しているところだろうか。 ミキシング段階で、ぐっとギターの音量を落として、動きの激しいベースが前面に出ている。 ゲディのヴォーカルも絶叫はほとんど影を潜め、あり余る声量を抑えていて実にクールである。

いずれもヘヴィー・メタルという誤解を避けるための配慮だったとも言われるが、それが底知れぬラッシュらしさを際立たせる結果となった。
もちろん意識した演出ではない。
演奏は完璧に近い。

(2009/12)