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No.78 Back in the World of Adventures / The Flower Kings

Roine Stolt The Flower Kings
ドラム以外はほぼ一人で作り上げたソロ・アルバム『The Flower King』の復活劇から1年あまりが経った1995年の暮れ。
Roine Stoltはアルバムタイトルをそのまま名乗るバンドとして本格的な再スタートを切った。
瞬間的な創作衝動に駆られた勢いで一気に形にした感のあった前作。一発屋で終わっても何ら不思議ではなかった。ネーミングのセンスはかなり微妙だが、ひとまず持続可能な体制での第二弾の登場を心から歓迎した。
基本フォーマットは前回と同じ、全盛期のイエスを範とするプログレ風味のハード・ロック
実はだいぶ以前からのパートナーだったToman Bodimが専任キーボード奏者として加わったことで、ギターとほぼ互角の存在感でキーボードをフロントに配置、ぐっと完成度が上がった。 Roineが主導権を取った時代のカイパを思わせるシーンも随所に聞けて、楽曲のパターンもこの時点でほぼ出揃っている。 
ハイライトはやはり最後の大曲、Big Pazzleであろうか。
特に中間のカイパ的な泣きの旋律、切れが良すぎるドラム、軽快なフットワークのインストは我々ファンがずっと待ち望んでいたものだ。



今から振り返れば、これももう20年前 。
当時、Disk Unionから情報誌「Arkangel」 という情報誌が発行されていたが、イタリアのDeus Ex Machina、米国のEcholyn、スウェーデンAnglagardなどがエピゴーネンの域を超える傑作で登場し、本格的なプログレ蘇生を予感させ始めた頃。
そして、もう一方の雄、Spock's Beardがデビューした年でもある。